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「送還といってもそんなに固くなることはない、実はある惑星に芸大を作ろうという計画があるのだ。人類滅亡もそう遠くはない…。そこで単位落下者にその惑星に行ってもらい、活性化しようとしているんだ。その間は『留学』という形になるがな」
そんなことを単位落下者に頼むことなんだろうか…。普通は特待生にやってもらうことだろう
だが、異星の文化は興味がある。地球生まれ地球育ちで固定概念に捕われがちになっているものを取り払い、斬新なアイディアを生み出すには最適かもしれない
芸大生といっても絵が極限に上手かったり、アイディアが極限に斬新だとは限らない。実際オレは二つともダメダメだ…。何年もかけて絵を描いているやつらに三ヶ月頑張っただけで勝てる訳がない…
「わかりました。役に立てるよう頑張ります」
オレはこの話を受けることにした。人がどうこう言おうがオレが選ばれたんだ、ベストを尽くすしかない
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