浜の姫

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そんな殿さまには一つだけ気がかりなことがありました。     それはたった一人の娘のことでした。   名前は、こはま姫と言いました。それはそれは美しい姫で、他国のお金持ちたちは、我こそはと姫に婚礼を申し込んできました。     しかし、こはま姫はその申し出を全て断ってしまいました。  
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