箱ヘル編第一章 姫との出会い

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昔はよく、中洲に行っていた。 あの頃は、お金と性欲が有り余っていた。 その日は、先輩と中洲に出かけたと思う。 店に入り、写真指名とコース(サービス時間)を選びを済ませ、待合室にとうされた。 その頃は、まだ風俗には数回しか行ったこともなく、待合室で心臓をバクバク言わせていたのを、今でもはっきりと覚えている。 店員が来て、番号を呼ばれる。 ビクッとして、自分の番号を確かめる…「違うじゃん」と思いタバコに火をつけて、冷静を装う。 そして運命の時が来た。 「8番でお待ちのお客様」…「俺じゃん」っと店員の所に行き、注意事項を告げられる。 「では、ごゆっくりどうぞ」と店員に言われ、階段を上がると、そこには黒いドレスを来た姫が立っていた。 「はじめまして、〇〇です」と言われ、手を繋いで部屋まで誘導された。 部屋に入ると、私の緊張をさとったのか、飲み物を出し、笑顔で手を繋ぎながら話し出してくれた。 話も楽しかったし、プレーも最高だった(笑) 私は、姫に「また来るね」と上機嫌で伝え、その店を後にした。 それから数日後には、またその店に来て姫を指名していた。
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