愁夜

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「裏切るも何も俺はお前に余計な行動をしてほしくないだけだ」 佐久の腕に寄りかかる悠戸を保健室に連れベッドに寝かした 「さてと、俺も行くか」 悠戸の頭を撫で保健室を出た         場所は代わり弓道部弓道場で一人練習していた 「……」 弓道着を着て真っ直ぐ弓を的に向けた 「……っ」 弓は真ん中の下に当たった 「……?」 弓を放ちふと下を見たら弦が切れていた 「……嫌な感じだな」 ポツリと呟くこの少年は一体……。               「……んっ」 誰も居ない教室に腕を拘束されてる愁夜が寝転がっていた 「ここ……は?」 目を覚ました愁夜はなんとか起き上がり周りを見た 「僕は何でここに。確か佐久先生と保健室に来てベッドに寝てたはずなのに」 足は拘束されてなく愁夜は立ち上がり窓まで歩き外を見た 「……誰も居ないか。誰か居たとしてもこの腕じゃあ開けられない」 そのまま壁に寄り添い座った 「誰か……助けて」 誰も居ない教室の中愁夜の声がむなしく響いた
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