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やっと平凡な日常に戻った愁夜達
しかし、そんな平凡は長くは続かなかった
「ここか、ここにあいつが居るんだな」
謎の少年は静かに校門を潜った
それに先に気付いた人物が居た
「……」「慎、どうした?」
屋上に寝転がっていた慎と塊。何かに気付いた慎はムクッと起き上がり周りを見た
「何かが来た……」「ふ~ん」
塊はそれを聞き起き上がった
「それで、何かって何?」「それは……分からない、捕まえて来る」
慎はフェンスを潜って飛び降りた
「捕まえて来た」「お疲れ……ってそいつなの?」
慎が連れて来た人物を見た
「ねぇ……僕に何か用?」「別に…無い」
その人物は、野上愁夜だった
「だったら何で此処に連れて来たの?」「なんとなく」
ギュッと抱きつき離さない慎
「ねぇ塊からも何か言ってよ」「……元あった場所に戻しな慎」
僕は犬ですか?と思った愁夜だった
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