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「お前、誰だ?」「俺か?俺の名前は野上倖。そこにいる野上愁夜の弟だ」
睨み覆面の男に向かい叫ぶ愁夜の弟の倖
「なっ、野上愁夜に弟だと」「っ、愁夜無事か?」
倖は驚いて立ち竦んでる覆面の男を無視し愁夜に近付いた
「倖。助けに来てくれたんだ」「うん、早くここから逃げよう」
愁夜を抱きかかえ教室から出ようとした
「ま、待て!今そいつを連れられたら……」「優羽っ!」
倖が叫ぶと天井から現れた優羽が覆面の男と倖の間に立った
「ごめん、そいつはお前に任せた」「……分かった」
そう言うと倖は愁夜と教室を出た
「愁にぃ、大丈夫?」
保健室に連れ込みベッドに寝かせる
「ぅ…ん」「少し寝てた方がいいよ」「……分かった」
目を瞑り寝息がたつまで時間はそうかからなかった
【トントン】
保健室の扉が弱くノックし倖は愁夜を起こさないように部屋を出た
「優羽。あいつは?」「追い払った、もう大丈夫だ」
保健室から離れ小声で話す優羽
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