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そこでようやくカイルはリオの言葉に納得し、頷く
「確かに…なんか嫌な感じだな…」
なんだかモヤモヤする
そして、その嫌な感じは、町の外れの森、を見たときに何故か強くなった気がする
リオの呟きが聞こえる
「森………」
その呟きにカイルはハッとする
「リオも…あの森が気になるか?」
カイルの言葉に、リオは頷く
「………それじゃあ………」
キーンコーンカーンコーン
カイルの言葉の途中で学校の始業の鐘の音が聞こえてくる
「ヤバッ!遅刻だ!
なんで俺たちこんなとこにいるんだよ!!」
カイルは手すりに手をかけながら叫ぶ
「知るか!!!
降りるぞリオ!!!」
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