前兆

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ィィィン     魔物が、光に包まれる       「―――っ!?な、なんだ!?」     光が収まる     そして、先ほどまであった魔物の体が消え、違う、半分布で覆われている物体がそこにはあった     三人は近づくと、恐る恐るとその物体を引っくり返す        「「「………!!!」」」     三人は信じられないといった顔で息を飲む       布   それは覆っていたものではなく、【それが】着ていた物だった     【それ】が音をたてて形を壊して崩れて砂になった     【それ】は     カイルたちと変わることのない             人間だった            
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