日常へ

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「ちょっ…!た…タンマッス…!!」     しかし、少女の耳には、そんな少年の静止の声が届くことがなかった     「女の子の顔を狙うなんて…」     少女は、大きく、かなり重そうな棍棒を振り上げ、力を込めた     そして、少年めがけてその棍棒は降り下ろされた       「どんな神経してんのよおおぉぉぉ!!!!」         ―ッゴオオオオォン!!!       棍棒が地面に叩きつけられ、轟音が響き渡る     叩きつけられられたところから地面がめくり上がり、大穴が空く         義父、レインの虚しい声が聞こえてくる      「ウチの庭が―――」
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