日常へ

5/16
前へ
/40ページ
次へ
「庭が…ウチの庭が…ハハハハ…」       先ほどまでの綺麗に草などが整った庭の形はしていなく、庭を大半に占めてしまった十メートルほどある大穴の前でへたれこんでいた義父レインの姿だった       「し…師匠!何とかすれば直るっすよ!」   「そ…そうだよ!私たちも手伝うから!ね、師匠!?」       クリスとリンが慌てて駆け寄り、レインに声をかけている       師匠というのは、元々戦闘における才能があるやらなにやらと、カイルたち六人のために、剣、魔法を教えてくれているレインのことを、そう呼んでいる    本来、戦争に巻き込まれることのない、魔物だって滅多なことがないと平和な町なのだが、六人共、戦闘の腕を上げたいと、志願した
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加