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すると、ミイナは、何かを思い出したようにポン、と両手を軽く打ち合わせ、カイルに言う
「カイル。早めに食事を済ませちゃいなさい?リオ君、もう来てるわよ?待たせちゃ悪いじゃない」
「リオが……?
…………いつから!?」
カイルが聞くと、ミイナは顎に人差し指を当てて唸る
「そうねぇ…
30分くらい前かしら?」
ブッと音を立ててミルクを吹き出す
咳き込み、飛んだミルクを吹きながらカイルは言う
「30分って…!どうしてもっと早く起こしてくれなかったのさ!」
「だって…カイル、うなされていたから、起こさないほうがいいかなっ、て…」
「なおさら起こしてよ!?」
カイルが鞄を取ってきながら母にツッコみ、次は父に目で訴える
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