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リオレーツ・ディアール
カイルと同じ学校に通う、『仲間』だ
「マジ悪い!」
「いいさ。俺が早く来すぎただけだからな」
そうリオは言うが、言葉とは裏腹に機嫌が悪そうな顔をしている
二人は歩き出す
「なんで今日はあんな早く来たんだ?」
「わかんね。なんか、凄い早く目が覚めるんだけど、悪い夢を見た後みたいに目覚めが悪いんだ」
二人は学校に行くまでの最短ルートを外れ、学校とは少し違う方向に歩く
「みたいって言うか…。それは実際に悪い夢を見たんじゃないの?」
カイルがツッコむように言うと、リオは顔を俯かせる
「そう…かな。
なんか…心がざわめくんだ…」
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