15人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
先「いろんな検査をした結果…脳幹反応グラフに多少、不安な点があります。」
父「や、やはり 脳性マヒ」
久子は哲治をギュッと抱きしめる。
先「いえ、ハッキリと断定できません!ただ脳幹は波が上下に動いてるのに対して… お子さんの場合その波が比較的、小さいのです。てすが今の段階ではハッキリ断定できませんので、もう少し検査を重ねてみましょう。」
久「はい…お願いします」
大きな驚きや悲しみは にわかには信じられないもので帰ってからも、ボォーっと過ごしていた…
病気の名前も治療方法もわからない…
いつ治るのか全然見通しすらつかない…
それはまるで
一片の光りも差し込まない闇にたたき込まれたような状態だった・・・・・
最初のコメントを投稿しよう!