再会

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「あなたの言う事は現実的で正しいかもしれない。でも言い方ってあるでしょ?」 フレイムは、目を赤くして今にも泣きだしそうなローレライを軽く押し離した。 「だから仲間ごっこは嫌なんだよ。ま、おれはおれで勝手にするぜ」 「待ちな」 店を出ようとするフレイムをシールズが止めた。 「あんたが言うことはわかる。あたいも正論だと思うね。けど真意は違うだろ? あたい達は互いに意識し過ぎなんじゃないか? だからぶつかり合おうとするんだろ? 白黒つけようぜ」 「勝負つけるってんだな」 シールズとフレイムの視線がぶつかり、その距離を縮める。 そして二人はそのまま店を出て他の五人も続いた。
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