再会

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シールズとフレイムは剣に鞘をかぶせて止め金で固定した。 これで互いの剣は鈍器にはなるが、斬れることはなくなる。 「首より上、左胸、鳩尾(みぞおち)を急所として、他は無効だ。いいな?」 フレイムが大刀(シャムシール)を構えながらシールズに説明する。 「立てなくしてやるよ」 シールズは剣と盾を構えながら答えた。 「ナマ言うぜ」 互いに正眼に構えて剣先を軽く触れ合わせる。 それが開始の合図だった。 フレイムはすぐに得意の突きを繰り出す。 シールズはそれを盾で防ぎながら、右から大振りで斬りつけた。 フレイムは大刀で防ぐとそのまま押し返した。
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