再会

17/22
前へ
/287ページ
次へ
シールズは剣を交差させたまま押されまいと押し返す。 (こいつ、おれより力強いじゃねぇか) フレイムはシールズに押されて、咄嗟に両手で剣を握って支えた。 しかしすぐに剣を引いてシールズのバランスを崩す。 フレイムは素早く横から斬りつけるが、シールズは盾でしっかりと防いで態勢を整える。 そして斬りつけようとするが、盾で視界を遮られているうちに、フレイムの姿はなくなっていた。 「!」 動きが止まったシールズの背後からフレイムが斬りつける。 シールズは見えていたわけではないが、間一髪しゃがんでかわしてフレイムと距離を開けた。 (偶然かわせただけだ……。さすがはフレイム!)
/287ページ

最初のコメントを投稿しよう!

84人が本棚に入れています
本棚に追加