再会

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フレイムは剣で防ぐのをあきらめてステップを踏んでかわす。 (魔法の盾を捨てたお前はこれをどうしのぐ?) フレイムはシールズに追撃させないように、矢継ぎ早に突きを連続で繰り返した。 シールズは連続突きを目で追う事ができず、反射神経に頼って弾くしかできなかった。 (これではいつまでも保たない!) 「決まりかな……」 「シールズが期待を裏切った事があったか?」 二人の戦いを真剣に見ながら呟くメイにハリソンが答える。 「ないわよ。二人とも期待を裏切らないのよ」 結界から脱出できたのは偶然とはいえ、フレイムの活躍があっての事だった。 そしてそれは皆が体験済みなのだ。
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