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(急所にさえ当てさせなきゃ!)
シールズは急所以外に来た突きは、防がずに前へと踏み込んだ。
肩や脇腹や腿をフレイムの剣が突く。
鞘を被せてあるものの、打たれると打撃のダメージが響く。
(捨て身だとっ! ならば急所だけを突いてやるぜ!)
フレイムはシールズの意図を理解し、急所だけに対して連続突きをしようとした。
シールズの剣は急所だけは防ぐので攻撃に出られないはずだった。
しかし次の瞬間、フレイムの大刀は宙を舞っていた。
シールズの右足の蹴りが下から上に放たれ、剣を握っていたフレイムの手を弾いたのだ。
「!?」
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