交錯する想い

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さすがにその発言にはフレイムを除く皆が面食らった。 「大きい仕事(ヤマ)だしそろそろ潮時かなって」 ハリソンとローレライの目線が合う。 ここにいる誰もが、シールズの言う理由を額面通りには受け取っていなかった。 「それは終わってからの話だ。アレグレータ本人が来るなら話を聞かせてもらってから、今後の展望を考えるとしよう。夜になったらまた集まってくれ」 ハリソンはそれだけ言うとその場を解散にした。 色んな思いがハリソンの心中に浮かんでは消え悩ませる。 (確固たるものがなさ過ぎる。いったいどうすりゃいいんだよ)
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