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フレイムは店の片隅で考え事を始めたゼウスと同じテーブルについた。
「お前が一番物事を把握しているようだ」
ぶしつけに話すフレイムにゼウスは首を横に振った。
「わかっている事は全て話した。それよりもおまえさんはどういう理由でバドの店を訪ねた?」
「使いの者におれを探させて、『一大事が起こる』と言われたから気になって来ただけだ。まさかこんな事とはな」
フレイムは隠しもせずにあっさりと答えた。
そういう部分にこの女戦士の気持ち良さがあるとゼウスは感じた。
「やはりバドは自らの危機を理解していたんだな」
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