交錯する想い

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「シオンの仲間だってことは敵じゃねぇか!」 フレイムは剣を引かずに怒鳴る。 「だね? けど殺るならあたいを殺ってからにしな!」 そしてまたシールズも譲るわけがなかった。 「そうこなきゃな」 フレイムが標的をシールズに変えた瞬間、ローレライが両者の間に割って入る。 「やめなさい! わかり合ったと思ってたのにすぐにぶつかるんだから! アレグレータはフレイムの剣を避けようともしなかったわ。争うのは話を聞いてからでも遅くないでしょう!」 シールズとフレイムの睨み合いは続いたが、互いにゆっくりと席につき直した。
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