84人が本棚に入れています
本棚に追加
「シオンの仲間だってことは敵じゃねぇか!」
フレイムは剣を引かずに怒鳴る。
「だね? けど殺るならあたいを殺ってからにしな!」
そしてまたシールズも譲るわけがなかった。
「そうこなきゃな」
フレイムが標的をシールズに変えた瞬間、ローレライが両者の間に割って入る。
「やめなさい! わかり合ったと思ってたのにすぐにぶつかるんだから! アレグレータはフレイムの剣を避けようともしなかったわ。争うのは話を聞いてからでも遅くないでしょう!」
シールズとフレイムの睨み合いは続いたが、互いにゆっくりと席につき直した。
最初のコメントを投稿しよう!