交錯する想い

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偶然にもフレイムが結界を一瞬だけ破れたのは、シオンが結界を発動する瞬間に小剣をぶつけてリングに傷をつけたからだった。 “調和のベル”をミレイ大神殿から借りる事は決して簡単な事ではなく、それにしては効果が結界から脱出できるだけで根本的解決にはならないので、アレグレータはリングの破壊につながるメビュース探求を選択したのだった。 時の指輪(メビュース)はバリアリングよりも強力な効果が封じられており、使用者の意志で時間の流れを止める事ができる。 そして使用者は時の止まった世界で自由に動くことができるのだ。
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