第三章 永遠の地

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「燃やすのは簡単だが、空気がさらに薄くなる。空気は回復状態にあるから何とかなるが、毒ガスが発生する。外ならともかく毒ガスの逃げ場がないここでは正常な空気になるまではかなりの日数がかかる」 「わざわざその通路にスライムがいるって事は、シオン達も先に“時の門”があるのを確認したって事だろうね」 アレグレータがシールズに答え、ローランドがため息をつきながら呟いた。 「くっ! 仕方ない。念のために他の通路とつながっていないか分担して調べてみよう」 アレグレータは悔しさを隠しきれずに地面を蹴った。 「待って! 私なら何とかできるわ」
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