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アレグレータが少し興奮気味に答える。
そっと古代語が刻まれた部分に手を触れ、“時の門”を肉体で実感していた。
「浸りたい気持ちもわかるけど……」
シールズがアレグレータを促し、アレグレータは我に返って鍵を取り出した。
そしてゆっくりと鍵穴に差し込むと、鍵を回さずとも勝手に扉が静かに開いた。
「!?」
扉の向こう側には広大で鮮やかな緑地が広がっていた。
洞窟の行き止まりからは想像しがたい光景だった。
「これが……“永遠の地”……」
パーティは魅入られるかのようにして無防備に“永遠の地”に足を踏み入れていた。
そうさせる大自然の美しさが永遠の地にはあった。
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