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「姐さん。二階の奥に明かりを一切使用していない部屋がありますぜ。しかも陽が入らないように窓を塞いでましたよ」
バディと呼ばれるラーナの部下が偵察の報告をする。
「フットとアームは?」
「部屋にナイトメアは居なかったので潜入させてますぜ」
クリマがバディに質問し、バディは自信に満ち溢れた笑顔で答えた。
ラーナとクリマは無言で頷き合う。
「面倒なのは嫌いだねぇ。もう身分を隠すことはないねぇ。殺るよ!」
傭兵達は城内に入っても二階に上がる事は禁止されていた。
しかし、ラーナの号令によりバディの案内で気にせずに広間の正面から階段を駆け上がった。
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