暗殺団『黒き花びら』

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二階に上がると綺麗に加工された廊下を奥に進む。 バディが先行し、ラーナとクリマを奥の部屋まで導いた。 「奴が部屋に戻った形跡はありませんぜ」 バディがドアを調べる。 先程、偵察した時に髪の毛をドアに挟んでおいたのだが、そのまま落ちずに挟まれたままだった。 (しかし敵はあのナイトメア。痕跡など残さない気もするがな……) クリマはドアを開けようとしたバディを下がらせて、慎重にゆっくりとドアを開けた。 「フット、アーム? 異常はないか?」 返事がないにもかかわらずバディは部屋に入る。 「待て! バディ!」
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