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「いつの間に!? まさか、時を止めた…?」
アレグレータが自らの鞘に剣がないことを確かめて驚愕する。
老婆はゆっくりと頷いた。
「ただ迷い込んだだけではなく、ここが永遠の地であるとわかって来たようじゃな。外界の話でも聞かせてもらうとしようかの」
老婆の案内でパーティは永遠の民の集落に招かれた。
集落は小川のほとりにあり、木と布で作った簡易的な家が並んでいた。
川で洗濯していた者達がシールズ達外界の者をめずらしそうに見て、ひそひそと話したり恐れたりした。
老婆は永遠の民の村長のような存在で、村の一番奥に家がありパーティはそこに通された。
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