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永遠の地に来ればメビュースを手にできると考えていたアレグレータにとって、目の前にある物を手にできず到着地点を延ばされたのは非常に苦しい事だった。
「外界にメビュースを持ち出すわけには絶対いかぬ。馬鹿娘の情報を教えただけでもありがたく思って欲しいものじゃがな」
「『バリアリング』によって何人の死人が出ても構わないと言うのか?」
アレグレータがリドリーを恨めしそうに睨む。
横に座っているシールズも同じだった。
「論議がずれているな。わしらは掟を守っているだけの事。その事によって人が死ぬのではない。殺そうとする人間がいるから死人が出るのだ。メビュースを使わずとしても難は乗り越えられるはずじゃ」
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