84人が本棚に入れています
本棚に追加
うなだれるアレグレータの肩にシールズが優しく手を置いた。
「仕方ないよ。メビュースは危険過ぎる。フレイムにできたんだ。あたい達にだってバリアリングを破壊できるよ」
アレグレータはシールズの手に自分の手を重ねた。
武器は全て奪われている。
メイが精霊を召喚してもその儀式を行ない始めた瞬間にリドリーは、いや従者ですら動きに気付けば時を止めるだろう。
この場で成す術は何もなかった。
沈黙が続いてリドリーは眉をひそめる。
「それが時を管理するって事なのかな?」
メイは疑問に思い、そのまま口に出した。
最初のコメントを投稿しよう!