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ハリソンとローレライ、フレイムは新マースに対抗する仲間集めのために、バドの冒険斡旋記録を元に街の酒場を回っていた。
一通りの目処がついたので“歌姫の魔力”亭に戻ろうとしている所だった。
「意外と協力的だったな」
フレイムは頭の後ろに手を組んで二人に同意を求める。
「が、逆に刺激してしまった輩もいるようだな」
ハリソンは腰の鞘を開いて大剣を抜いた。
いつのまにか三人は、協力を求めて断られた四人パーティの連中に囲まれていたのだ。
ローレライもハリソンに倣って細身の剣(レイピア)を抜いた。
四人は戦士が三人と神官が一人だった。
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