第四章 バリア対メビュース

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「これはまだ未確認情報だが、ディン姫はシオンの軍勢から逃げ延びたらしい」 ハリソン達は仲間を集めるとともに情報も集めていた。 「正統な王家を復活させられるってわけか……。まぁおれには関係ねぇ。全て叩き潰すだけだ」 興味がなさそうに、フレイムはカウンターでリーナと戯れているシールズを見ていた。 「よほど気になるみたいね」 ローレライがフレイムのコップに水を注いだ。 「おれと引き分けたんだぜ。それ程の戦士なのに馬鹿みてぇに騙されてやがる」 「アレグレータが私達を騙しても何も得しないよ。フレイムは理由なしに絡んでるようにしか見えないよ」 メイがテーブルの中央に盛ってあった葡萄を摘みながらフレイムを咎めた。
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