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「これはまだ未確認情報だが、ディン姫はシオンの軍勢から逃げ延びたらしい」
ハリソン達は仲間を集めるとともに情報も集めていた。
「正統な王家を復活させられるってわけか……。まぁおれには関係ねぇ。全て叩き潰すだけだ」
興味がなさそうに、フレイムはカウンターでリーナと戯れているシールズを見ていた。
「よほど気になるみたいね」
ローレライがフレイムのコップに水を注いだ。
「おれと引き分けたんだぜ。それ程の戦士なのに馬鹿みてぇに騙されてやがる」
「アレグレータが私達を騙しても何も得しないよ。フレイムは理由なしに絡んでるようにしか見えないよ」
メイがテーブルの中央に盛ってあった葡萄を摘みながらフレイムを咎めた。
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