通り名

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「はっ!?」 ハリソン達と共にバドの店の前まで来たローレライは、前から歩いてくる赤髪の女戦士を目にして息を飲んだ。 「よう! ローレライじゃねぇか」 他の三人には目もくれず、赤髪の女戦士はローレライを両手で抱き締め、ローレライもそれに答えた。 「フレイムも元気そうね」 フレイムと呼ばれた赤髪の女戦士はローレライのかつての相棒だった。 メイがエルフ族の村を出てローレライと合流するまで、二年程連れ添った事があり、二年半ぶりの再会だった。 「炎(フレイム)ってまさか……」 二人のやりとりを見ていたハリソンが呟く。 そしてローレライが深く頷いた。
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