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ローランドの見解は決して間違いではなかった。
普通に考えればそう考えて当たり前である。
しかしローレライとメイは、フレイムに絶対の信頼があるようだった。
ただ、過去の戦いにいくら生き残ったという事実があったとしても、今回も生き残れるという保障はない。
しかも現場を離れたフレイムは、ある意味すでに生き残ったのだ。
シオンと戦うのはリスクが増すだけなのだ。
(あの赤髪……。二人にそんなに信用されるだけの器だってことか……)
「どっちにしろ待つしかないね。他にできる事なんて体休める事だけだろうし」
シールズはその場にドカッと腰かけた。
思考は様々だったが他の五人もシールズに倣って座り始めた。
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