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完全に勝ち誇った顔で、ナイトメアはとどめを刺そうとナイフを構えた。
「ナマ言うぜ! 鋼線は最初(ハナ)から問題じゃねぇ!」
フレイムは握っている大刀を離して落下させた。
ちょうどその真下には右足に巻き付いた鋼線が柱に伸びており、刃の部分がそれを断った。
「右足が自由になったくらいで!」
ナイトメアが手首のバネを効かせてナイフを投げる瞬間、フレイムは柄を踏み付けた。
大刀は跳ね上がり、回転しながら右腕に巻き付いた二本の鋼線を断った。
半身が自由になったところで、フレイムは大刀を握り締めてナイトメアが放ったナイフをさけた。
そして左側の三本の鋼線を続けて断った。
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