孤軍奮闘

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巨大ミミズはシールズの視界から消えようとするが、シールズが追い掛けて五歩の差をキープする。 「見えていればどうってことはないよ」 シールズは剣を突き立て一気に斬り裂く。 巨大ミミズはのたうち回りながら、真っ赤な体液を吹き出した。 「これは人の血液……? ならば騎士団のミイラ化はこいつが犯人か……」 一国の騎士団を全滅させるぐらいだから、一匹や二匹だとは到底思えなかった。 またその大きさと似付かわしくない弱いミミズに、騎士団がやられたのは数の差としか考えられなかった。
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