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シールズは躊躇なく剣先を思いっきり地面に叩きつけた。
剣は岩にぶつけたように不快な音を鳴らして右手にしびれを走らせる。
「くっ!」
腕にしびれが残るが、シールズは休んでいる暇などなかった。
巨大ミミズが何匹もシールズに突進してきたのだ。
シールズはかわして斬りつけ、盾で防いではかわした。
無数のミミズが重なるようにして周りを取り囲んでおり、次々にシールズに攻撃を繰り出してきた。
一体だけで考えればその大きさ程、驚異ではなかったが数が多過ぎた。
シールズが動くのをやめれば、巨大ミミズは間違いなく角でシールズを突き刺すだろう。
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