第二章 女戦士

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しかし巨大ミミズは無限のように辺りを取り巻いている。 いつまでかわして攻撃したとしても、シールズにも限界はあるのだ。 (蟻の次はミミズか……。あたいはこんな所で朽ち果てたりしない!) 角をかわす。 次にシールズはその巨大ミミズを踏み台にして、別の巨大ミミズに斬りつける。 そしてまた次の巨大ミミズに飛び移った。 「はぁ――――――っ!」 知らない間にシールズは声を出していた。 それは悲鳴ではなく、自らを鼓舞する気合の咆哮(ほうこう)だった。 その叫びにシールズは巨大ミミズ達の動きが一瞬怯んだように感じた。 (シオンは魔力って言った!? どうせ成す術はないんだ。やってやる!)
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