再会

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「あ、ああ。わかった」 勘違いを正すのも面倒だったので、シールズは話を合わせる。 女戦士がシールズを一瞥し、シールズは顔を引きつらせながら会釈した。 「これで百七人となったな」 女戦士は大男に呟き、大男は頷く。 もはやシールズの方を見ていなかったので、シールズは隊列の後ろを目指しているふりをしながら傭兵団とすれ違った。 傭兵達は興味本位にシールズをじろじろと見る。 シールズは最後尾まで来ると隊列にはつかずに『歌姫の魔力』亭に向かった。 その道中でシールズは、城に向かうパーティと合流を果たし、互いの無事を讃え合って帰りつくことになった。
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