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名前を呼んで、ギュッて指を絡めて欲しい。それでね、肩に寄りかからせてくれて…そこでコッチから不意打ちのキスをしたい。それだけで二人は甘~くなれちゃうの。なのに……。
上の空なのは君。ボーッとただ一点を見つめてる。ねぇ、甘えたい。ギュッてして欲しい。この頃キスだってねだらなきゃくれない。どうして?何で?前はあんなに…深く愛してくれてたのに。もっともっとずっと愛して欲しいのに。君の一部になりたいくらいに恋こがれてるのに。こっち見てよ、君の恋人はここだよ?
我慢できなくって、君を力一杯引っ張る。何処見てんのさって怒鳴ってやりたくて。それなのに、君ってば。
「どうした?」
の一言。どうした?じゃないよ、寂しいことしないでよ。そう思ってたのに。
グシャグシャと髪を乱され、近距離で微笑んだりするから…。。変な不安なんて飛んでって、君にキスを一つ。
「大好き。」
「知ってる。」
そんな会話。とっても幸せなある日の午後。
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