ミルク

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小さい、って言わないでよ!こっちだって気にしてんだからぁっ!! 君の隣は誰にも譲れない、大切な場所。なのに、君は大きくて。小さい自分は君に不釣り合いに思える。 「もう帰ろーよぉ…。」 グイグイと袖を引っ張るとよしよしと頭を撫でてくれる君。子供扱いは止めて、と何度言っても止めてくれない。君にとってペットのような存在なのかな? 「小さいな、お前。」 クスクス笑いながらまたナデナデ。同い年だよ?わかってる? 「子供扱いしないでっ!」 「はいはい。」 今度はポンポン、と軽く頭を叩かれる。文句を言ってやろうと目線を上にしたら、不意打ちのキス。 「ちょっ………?!」 「隙だらけ。可愛いケドさ。」 なんて。まったく、もう! 大きくなりたいのは君に似合うようになりたいから。高く高くと望むのは、君に不意打ちのキスをしてみたいから。いつになっても叶わないだろうけど、何時かはしてみたい、君への愛情表現。その為にはさ…。 「牛乳飲もっ。」 「ハハッ。どーせ三日で止めるクセに。」 今回は止めない。君を少しでも焦らせる為に。覚悟しといてね、一年後には絶対…っ!!
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