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僕がまだ小さかった頃…一緒に遊んだ女の子がいたんだ…
僕と忍とその女の子…僕達はその女の子に、いつも連れ回されて…時間が経つのも忘れて…それで、父さんや母さんに怒られて…それでも、すごく楽しかった…
でも…たしか、僕達が小学生の3年生になった頃…海外に行っちゃって…
その女の子の名前は…なんてったかな…
「真生――起きなさい‼」
「うっ…んっ…?」
「休みだからって何時までも寝てないで早く起きなさい‼」
「えっ…何時?」
枕元に置いてある、目覚まし時計に手を伸ばす
只今の時刻→朝の9時…
「休みの日位…昼まで寝かしてよ~」
「何を言ってるの‼母さん今日は朝から出掛けるって言ってたでしょ‼」
言ってたって言っているが…自分的には初耳だったりする
「母さんもう出掛けるから!…朝ごはんは用意出来てるからね?」
すぐに出掛けるなら起こさずにそっとしてほしい…
「そうそう…!あなたに手紙が来てたわよ!テーブルの上に置いてあるから後で読んでね…それじゃ行ってきます」
「行ってらっしゃい…」
このまま堕眠を貪ろうかなと思ったけど…重い体に鞭打って、朝ごはんと、ついでに自分宛の手紙とやらを見に一階に降りた
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