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口をぱくぱくさせて驚きを隠せない。 いつかは……なんて考えていた。 いつ言ってくれるの!?なんてヤキモキしたりもした。 実際に言われてみると。 頭のなか何も考えられずに。 でもやっぱり嬉しいには代わりなくて。 これ以上はできないってくらいの笑顔向けて。 「ハイ。よろしくお願いします」 深々と頭を下げた。 ほっとした顔の一条さん、テーブルの真ん中、すっと出したのはエンゲージリングが入っているだろう小さいジュエルボックスを差し出した。
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