プロローグ

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「チームリーダーになってね、忙しいのと浮かれているのと判るけれど、それってどーなのよ!?」 ごめんごめんと笑って誤魔化しながら一条さんはパソコンを閉じた。 ……閉じただけで電源落としてない。 私がまた着替えに入ったら続けるつもりでしょ。 仕方ないな。 ちょっと不服だけれど追及しないで止めといた。 「このドレス、どう?」 くるんと一回転してみる。 ぶわぁっと広がるドレス。 ホントにお姫様になったみたいだ。 「キレイだね」 その一条さんの一言に嬉しい気持ちはもちろんあったけれど、なんかムカついた。
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