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目が覚めるといつもとは違う光景が目に入る。 私の隣には男の子がまだぐっすりと眠っている。 何か夢でも見ているのか顔が笑っていた。 そんな彼の顔を観察しながら笑っている寝顔の唇にキスをする。 そういえば唇同士で私と彼がキスをしたのは今が初めてだった。 私は起き上がり充電してあった携帯を開きメール等を確認する。 父から着信が数件と留守電が一件聞いてみると、 「ホントに出ていったみたいやな。俺は嬉しいけど学校やめるつもりならさっさとやめろ!タダぢゃないんやからな」 冷たい親…。 まぁいいや。家族なんかぢゃないもんね メールが三件クラスの同級生から。 「登校拒否してんの?ウザいんですけど。私等が嫌ならさっさと学校なんかやめればいいぢゃん。もう担任に言われるのめんどくさいから皆あんたのメモリも消すし私アドレス変えるから。」 どうやらホントにもう千葉には私の居場所はないみたい。 携帯を閉じまた彼の隣へと戻る。 ここが私の今の居場所……。
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