二日目

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観覧車から降り私はこの先の事を考えていた。 今日の夜に一度向こうに帰りけじめをつけてからまたこっち来ようと思っていた。 でも―― 父親の携帯の電話番号からメールがきていて、 「お前がいなくとも退学手続きはできる。しといてやるから後は勝手にしやがれ」 相変わらず冷たい父。私は一言お願いしますとだけ返事した。 「りっ君。もう向こうに帰る理由なんてなくなったよ…。学校も退学するらしいから。」 「結菜はそれでいいの?」 「もういいかなって思ってる…。誰も私の帰りを待っていないみたいだしね」 「そっか。ぢゃあしょうがないな。今日夜俺の家に帰ってうちのおかんと相談してみよ」 「しばらく泊まれるように言ってみるから」 正直私がこれからどうなるか不安はあったが向こうに帰るより私には断然良かった。
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