2.存在しない明日

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眠りから覚めた龍之介は、あたりが暗くなっているのに気づき、電気をつけた。 すると、 「龍、ご飯よ~。」 と1階から母の声。 ドタドタと音をたて、下に降りていくと、龍之介は驚愕した。 またハンバーグ…。 すると父が… 「今日はハンバーグなのか、久々だな。」 と訳のわからないことを言っている。 「今日もハンバーグなの?」 と龍之介は母に聞くと、 「何言ってるの?昨日はお魚とお味噌汁だったでしょ。」 「…。」 言わた瞬間、龍之介の瞳孔が開き、額から一筋の冷汗が流れた。 「やっぱ…なんかおかしいぞ…。」
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