2.存在しない明日

8/8
前へ
/46ページ
次へ
すぐに電話をとった。 「大地…やっぱなんかおかしいわ…。」 「そっか…こっちも同じだ。」 龍之介の震えは止まっていた。 大地がいるだけで大分心強い。 もし、この状況を一人で感じていたとしたら、どんなに孤独だろうか…。 色々話しあったが、結局まとまらずに、 「とりあえず明日な。」 と電話を切った。 そして今日は珍しく、12時前にはベッドに横になった。 真っ暗だが全然眠れず、今日1日の不思議な体験について一人で討論を始めた。 だが、やっぱり結果が出ず、 「も~知らね。」 と夢の中に入っていったのだった。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

146人が本棚に入れています
本棚に追加