1.始まりの日

4/5
前へ
/46ページ
次へ
2階の部屋に上がってきた龍之介はバックを置き、テレビをつけた。 ニュースが流れているが耳にもせず、制服を脱ぎ、おきまりの短パンとタンクトップに着替えたのだが、着替えた瞬間、疲れが一気に出て、深い眠りに落ちてしまった。 …。 「龍、ご飯よ~。」 その声に眠りから覚めた、龍之介はドンドンと音をたて1階に降りた。 「今日はハンバーグか、久々だな。」 と今さっき帰ってきただろう父が言った。 俺は一人っ子で、家族は父と母と自分の3人。一人っ子である俺は大分裕福させてもらっている。 バイトしてなくたって、十分小遣いだって貰えるし、部屋のテレビもエアコンもDVDプレーヤーも自分で買ったことはない。 その点は凄い感謝している。別に家は金持ちでもないが、貧乏でもない。 何処にでもいるごく普通の家族である。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

146人が本棚に入れています
本棚に追加