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短い黒髪に大きなキラキラした目。
元気だけがとりえの部活バカ、梅村大地は、
「ま~いいじゃね~か。」
と返し席に着いた。
大地はバスケ部。
そこまで身長は高くないが、バスケはそこそこ上手く、絶えずレギュラーを張っている。
龍之介はだいたいいつも大地とこのつまらない学校生活を共にする。
STが終わり、1限目が始まった。
そのとき扉が開き、世界史の伊庭が入ってきた。
「あれ?今日の1限って現国じゃなかったっけ?」
と大地が前に座る、ガリベン、相川秀太郎に聞いた。
相対性理論の本をいつも持ち歩いている相川のあだ名はアインシュタイン。
相川は汗々しながら答えた。
「えっ~今日の1限は世界史だよ。」
「昨日もだったじゃん!!」
と返答すると、相川はますます汗々した。
それを見た大地は、もういいや、ありがとと一方的に切った。
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