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学校が終わり、帰り道。
恒例のアレが始まった。
「今日の晩御飯はぁ･･･」
ジャン！
「回鍋肉(ﾎｲｺｰﾛｰ)!!」
「了解」
学校帰り。
ラックが晩御飯を決めてその買い物に行くのが毎日の恒例だ。
材料を買って家に着く。
「おかえり」
出迎えが二人と一匹。
「今日の晩御飯は何だい？」
足元で黒猫が聞いてきた。
「回鍋肉だよ」
答えを聞くと、ご飯ができるまでソファーでおとなしくしている。
金の瞳。
薔薇の首輪。
彼女の名前は
ローゼ。
ラックの愛猫であり親友。
人間の姿になることもできる。
「飯出来たぞー」
みんなで食卓を囲む。
「「「いっただきまーす」」」
これが今の俺の家族。
こいつらのおかげで毎日飽きずに楽しく暮らしている。
こんな日常が俺は大好きだ。
そしてそんな日常が
数日後。
大きく変わる。
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